さて、前回(私はこうしてシバンムシに打ち勝った【成虫編】)の続きです。飛んでいるシバンムシは捕まえまくることで一時的には駆逐できます。しかし、一定時間が経過するとまたどこからともなく出現します。これは奴らの城(巣)を撤去するまで、永遠に繰り返される無限地獄です。一刻も早く、城を落としましょう!

■どうやって見つけるの?
奴らの好物は乾燥した植物です。畳、ドライフラワー、小麦粉やスパイス、米びつ、などが最有力候補なので、まずはそれらをあたってみてくだ さい。普段使っているものはもちろん、しまいっぱなしになっている乾物(干ししいたけとか、気が向いた時にお米に混ぜている雑穀とか、買いすぎた小豆と か)が餌食になっている可能性もあります。

どうにも城の場所の検討がつかず、さらに部屋数が多いおうちでしたら、まずは「フェロモント ラップ」を使って築城されている部屋を特定しましょう。怪しい部屋に1つずつ置いて、いちばんたくさん取れる部屋に城があるだろうというわけです。要はG ホイホイみたいなものなので、エリア特定以外にも普通に成虫捕獲・駆逐用として使えると思います。

原因はこの部屋かなとあたりをつけたら、徹底的に大掃除&断捨離です。もらったまま放置していたクッキーの箱とか、中にポプリの詰まった人形とか、何かしら疑わしいものがありませんか? 特に「ポプリが詰まった何か」は古いものだとすでに香りがしなくなっているために見落としがちなので、気をつけてチェックしてください。

た とえそれらが本丸ではないとしても、奴らの食料庫や第二の城になっている可能性があります。シバンムシ対策初期の私は「多分大丈夫」というものは残してい たのですが、「もしかしてもしかしたら、幼虫が巣喰ってるかも……」と思いながらの生活は、長い戦いにおいて激しく消耗します。その後、もったいないお化 けに目をつぶって少しでも疑わしい物は全部処分したのですが、そのほうが精神衛生的にも良かったです。

「今は確実に無事だ」と言える状態なら、食料は乾物だろうと何だろうとすべて冷蔵庫にしまい、それ以外は戦いが終わるまで、まったく別の場所に退避させておくことをおすすめします。

■城は1つとは限りません
うちでは去年、クレイジーソルトが本丸でしたが、小瓶入りのパプリカ・パウダーも地味にやられていました(瓶の底側から見たら、“何か”がいた)。フタ付きだから大丈夫、と思ったら甘いです。わずかな隙間や閉め忘れを狙って奴らは潜入しています。ビニール袋は簡単に食い破るので、未開封の食品でも安心できません。

今年、普段あまりいじらないものを片付けていて気がついたのですが、キャンバス地張りの箱(蓋は閉まっているけど密閉はされていない)の中にしまってあったガーゼ製の紐が少しばかり食われてました。おそらくここに紛れ込んだ1匹が無理やり産卵、孵った幼虫がガーゼを食べて飛び立ったのでしょう。確かに素材は木綿100%ですからね、餌になり得たのだと思います。とは言えなんと恐ろしい生命力……。

■無理! 手に負えない!
発生源がわからない、成虫退治もキリがない! とどうにもお手上げになってしまったら、害虫駆除業者さんに依頼するのが最後の手段かなあ、と思います。私も、どうにもならなければプロに頼もうと思っていました。業者さんに頼んでも100%完全駆逐できるとは限らないらしいのですが、プロのやり方を見ておけば、その後再度戦うはめになった時に参考になるかもしれませんしね。

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私もついにシバンムシとの戦いに終止符が打てたと信じたいところですが、これからぐっと気温の上がる夏本番。まだ気は抜けません。終わりが見えず、泣きたくなるような戦いですが、やればやっただけの成果は得られます。あきらめないで!

すべてのシバンムシストに勝利が訪れますように!