間取りは希望通り、家賃も予算内で、事前セルフチェックによる立地の確認でもOKとなったら、あとは一刻も早く内見に行くしかありません。ここまで条件が満たされていれば、後は部屋に入って気に入ればOKだと思いますが、せっかく借りる前に部屋を見ることができる貴重な機会ですから、漫然と眺めるだけではもったいないです。

間取り自体は間取り図でいつでも確認できるので、私はメジャー片手に以下の点を中心にチェックしました。

●収納スペースの広さ
収納と言うとつい、押入れやクローゼットの広さばかりに目が行きがちですが、「バスタオルをどこにしまうか」とか、「鍋や食器をしまえるようなスペースはどのくらいあるのか、別途棚が必要か」などをイメージしながら見るようにすると良いでしょう。

家具1つない空っぽの部屋は広く感じがちですが、テーブルやベッドなどを置くとあっという間に空間は埋まります。平米数のわりに部屋が広ーい、というのは「収納が少ないから」というパターンはありがちです。

●洗濯機、冷蔵庫の置き場の広さ
洗 濯機や冷蔵庫の置き場所については、私は手持ちの家電が置けるかどうかを基準に考えました。新たに購入する予定だとしても、置き場自体が妙に狭かったり、 張りが出ていて高さが制限されたりするケースがあるので油断はできません。「どうしてこうなった」というつくりは意外とあるので、常識にとらわれず、まっ さらな目で確認することをお勧めします。

●水周り
これは完全に、「嫌悪感がわかないかどうか」です。借りる前にクリーニングが入るので不潔なことはないはずですが、キッチンやトイレ、洗面所、お風呂場で「何か嫌だな」と思ったら住むのは辛いと思います。

●窓を開けた時の騒音
立地にもよりますが、窓を開けた時にどのくらい音が入ってくるのかは気になるところです。そのため、とりあえず内見に行ったら窓は開けてみるようにしていました。幼稚園や小学校、公園などが近くにある場合は、特に要注意です。

●ゴミ収集場所はどこにあるか
多くの場合は建物の前などにあるはずなので、そんなに心配することはないと思います。が、「建物から少し離れている」、「それも駅とは反対方向」だったりすると地味にストレスがたまるかなと思うので、可能な限り確認するようにしていました。

これらに加えて、雑談がてら担当者に「大家さんはどんな感じの方ですか」とか、「不動産屋さん的に見て、この物件ってどうですか」など質問して、とにかくで きるだけの情報を収集しました。さすがにあまり悪いことは言いませんが、やはり普段からお仕事でたくさん物件を見ているだけのことはあって、生活動線的な点や、建物自体のクオリティなど、不動産屋さんならではの意見を聞けたと思います。

「よく知らない人と雑談するのは苦手」という方も、ここはぜひ頑張ってガンガン質問してください。不動産屋さんもお仕事ですから、どんなにばかばかしいことを聞いたとしても一生懸命答えてくれます。期間の長短こそあれ、人生の一定期間は「住む」場所になるのですから、気になったことは全部聞く勢いでためらわずにいきましょう。

こうして限られた時間の中でできるかぎりのことをした後はもう、集めた情報と条件を元に決断するだけです! ――の前に、最後にやっぱり気になるお金の話について次回まとめたいと思います。